イマジニアは、スペインのアリカンテ商事裁判所にて起こされていた「MEDABOTS」(『メダロット』の海外タイトルと同名)というタイトルの商標権侵害に係る裁判にて、第二審で勝訴判決となったことを発表しました。
スペインで勝手に取られた商標…
この件の発端は、2020年に起こされた裁判にまで遡ります。「MEDABOTS」のEU商標登録を行ったイマジニアとは無関係のKevin Comadrán de Frutos氏(以下、コマドラン氏)は、2020年5月26日にスペインのアリカンテ商事裁判所にてイマジニアが商標権を侵害しているとして訴訟を提起。ビデオゲームの販売中止等を求めました。
コマドラン氏はMedabotsというゲーム会社を立ち上げており、NFTを利用した『MEDABOTS』というタイトルも開発していた模様。商標は2018年に取得されましたが、イマジニアが持つ「MEDABOTS」の商標とバッティングしており、コマドラン氏はそれを不服とした訴えを起こした形です。
しかしながらイマジニア側は商標権侵害はしていないことを主張。2021年11月29日には裁判所から判決が下り、コマドラン氏は敗訴。本EU商標の取り消しとコマドラン氏の請求が棄却になった形です。
今回の件は、その後コマドラン氏によって起こされていた控訴に再度勝訴したというもの。2023年9月15日付でアリカンテ控訴裁判所において控訴を棄却しました。まだ判決は確定しておらず上告提起がなされる可能性がありますが、改めてプレスリリースで伝えるといいます。