プロの作曲家という視点から、様々な楽曲の分析動画を取り扱うYouTuberのAlex Moukala氏は、『龍が如く』シリーズなどに携わるセガ所属の作曲家・福山光晴氏ならびに庄司英徳氏へのインタビュー動画を公開しました。
「ばかみたい」世界的ヒットの原因はキャラクターとのギャップ?
本動画では、福山氏と庄司氏の好きな『龍が如く』シリーズ楽曲や関わった他作品の楽曲から始まり、インターネット上で世界的人気を博したゲーム内カラオケ曲「ばかみたい」にも言及。作曲者である福山氏は“カラオケ枠”である本楽曲のヒットが予想外であったことを明かしつつも、「原因というのはゲームそのものにある」と考察しました。
福山氏によると、ゲームでは硬派なヤクザ世界を舞台にしている一方、その中で“真剣にメロウなバラードを歌っている様”や“キャラクターと女性的な歌詞のギャップ”の面白さに加え、桐生一馬を始めとするキャラクター達がユーザーに愛されている点が世界的なヒットに繋がったのではないかと語っています。
また、ファンたちの「ばかみたい」カバー曲を「原作を上回ってきている」と絶賛している福山氏ですが、ユーザーから本楽曲パート2の要望があれば「頑張って作りたい」と明かしました。
『龍が如く 維新!』では作曲のために三味線を学習
なお、本動画では今年2月に『極』版発売された『龍が如く 維新!』での「伝統的な日本スタイルでの楽曲づくり」についても、作曲者として参加した庄司氏に質問。同氏は『龍が如く 見参!』での経験から「三味線を使った曲は必ず必要になる」と考え、予め三味線教室に通い「自分で弾けるようにした」といいます。楽器特性を知った上でアプローチしたため、“より自然な作曲ができた”と見解を述べました。
Alex Moukala氏はゲーム内で登場!
また、今回の動画を公開したAlex Moukala氏ですが、『龍が如く 維新! 極』では無償DLC「エリート隊士カードつめ合わせ」に収録されているレジェンダリー隊士の一人として参戦しています。