2022年2月より続くロシアのウクライナ侵攻ですが、『Counter-Strike: Global Offensive』のプロ選手として活躍していた人物が戦死していたことがわかりました。
大会で2位という結果も残した新進気鋭のプレイヤー
ウクライナ国防省が6月5日に発表したところによると、ウクライナ軍の兵士として戦場で戦っていたオスタップ・オニストラット氏が6月3日に敵軍の榴弾によって命を落としたとのこと。同氏の父親であるアンドレイ氏はウクライナで有名な銀行家であるといい、国防省は「ウクライナの父親がまた1人子供を失った、この損失は回復不可能である」とコメントしています。
同氏は『CS:GO』で活躍を始めたばかりの新進気鋭プレイヤーで、ウクライナのe-Sportsチーム・Libertatemで「0ni」という名前で活動していました。2021年に出場した大会「Zuel Championship 2021」では、2位にまで登り詰めたといいます。しかしながら、戦争によってそのキャリアが途絶えてしまう形となります。
過去にはゲーム開発者の戦死も…
過去には、『メトロ エクソダス』や『S.T.A.L.K.E.R.』の開発者が戦死したということも明らかになっており、ウクライナのゲーム業界という観点からも侵攻の影響は決して無視できません。
現在までに最低6万2,000人以上の死者、最低1万5,000人以上の行方不明者、おおよそ1,700万人ほどの避難民を出し、甚大な被害を与え続けるロシアによるウクライナ侵攻。多くの人々が納得できる形での一刻も早い終戦を願います。
※UPDATE(2023/6/16 22:55):記事内広告の内容を削除しました。入れていた意図に関わらず不快に感じさせたことお詫び申し上げます。