「作戦を貫き通せていれば…」悔しさを滲ませるDFM・Anthem選手、ただしチームとしての成長はできている【インタビュー】

「T1」との激戦終えた、「DetonatioN FocusMe」のAnthem選手にインタビューを実施。惜しくも敗れた試合について振り返ってもらいました。

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「作戦を貫き通せていれば…」悔しさを滲ませるDFM・Anthem選手、ただしチームとしての成長はできている【インタビュー】
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韓国・ソウルで開催中の『VALORANT』のインターナショナルリーグ「VALORANT Champions Tour 2023: Pacific League」。そのWeek6にて、日本チーム「DetonatioN FocusMe(以下、DFM)」は韓国チームの「T1」と対戦しました。

1stマップ:ロータスは9-13で敗れるも、続く2ndマップ:スプリットでは13-9で勝利。3rdマップ:フラクチャーまで持ち越し、接戦を繰り広げるも結果は10-13で敗北。またしても「一勝」を掴むことが叶いませんでした。

6月に開催される「Masters Tokyo」への道は閉ざされてしまいましたが、試合を重ねるごとにチーム力の向上を示しているDFM。そんななかで今回の惜敗の原因はなんだったのか……試合直後にチームでIGLを担った「Anthem」選手へ話を伺いました。

◆修正しきれず、悔いが残ったフラクチャー

――まずは試合お疲れ様でした。本日の試合を振り返っていかがでしたか?

Anthem:1stマップと2ndマップに関しては、動きを見ながらゲームを組み立てられたと思っています。ロータスでは守りこそゴチャゴチャになってしまいましたが、攻めは対応できました。

しかし3rdマップ:フラクチャーでは、オペレーターで1ピックを取られるなど、小さなミスで自信を無くしてしまったまま修正しきれませんでした。相手の構成の弱みを守りでは突けていましたし、最初の方の作戦はハマっていたので、それを貫き通せればもっと良い結果になっていたのかなと思います。

――とはいえ、フラクチャーの13ラウンド目ではSeoldam選手だけがエントリーして人数有利を作った後、丁寧にラウンドを進められていたと感じました。

Anthem:その辺りは課題としてフォーカスして改善に取り組んでいました。徐々にその結果が表れてきたのかなと。

――最初に5本連続でラウンドを取られてしまった1stマップ:ロータスでは、同じく5本連続で取り返していたのが印象的です。その切り替えはどのように行ったのでしょうか?

Anthem:最初の5ラウンドでは、予想と違うところで1ピックを取られたりと部分的なミスをしていたんです。その修正ができたからですね。

――「VCT PACIFIC 2023」開幕から6試合目を迎えました。リーグ開幕から務められてきたIGLについて、感覚的な変化はありますか?

Anthem:徐々に良くなっていると思いますね。 途中でメンバーの入れ替わりがあり、先週・先々週はSeoldamを活かすことを意識していました。対して、今回はリーグ初期の「PRX」「GenG」戦に似たスタイルが中心でしたね。戻した“相手の弱いところを常に突いていく”というやり方が通用した部分もあって、過去の試合のスタイルをバランス良く合わせられるようになってきたと思います。

――おっしゃるようにリーグ中盤にメインロースターが2度変更されました。それによる“やりづらさ”はあるのでしょうか?

Anthem:Seoldamを活かすことに重きを置いた練習をしてきたので、やりづらさなどは感じていません。ただ、IGLのスタイルを変えなければならないという点で少し苦労はしました。

――ところで、巷では「IGLを担う選手はスコア上のパフォーマンスが低下する傾向にある」とも囁かれています。Anthem選手はいかがでしょうか?

Anthem:僕は「IGLをしているからフィジカルが落ちる」といった言い訳をあまりしたくないのですが、以前と比べて数字的なものは実際に下がっています。安定したフィジカルでIGLもできることがベストだと思いつつ、現実問題としてはそのような状況ですね。

◆スプリットピックの意図とは?

――これまでスプリットをBANする傾向にあったなか今回はピックされていました。これはリーグ戦におけるマップの駆け引き的な意図なのでしょうか?

Anthem:BANピックについてはコーチの考えなので、僕からは何も言えないですね。

――今回の試合序盤では「ハーフアーマー バイ」が見られましたが、途中から「フルアーマー バイ」に変化していました。 それはどのような判断によるものだったのでしょうか?

Anthem:バイのやり方としては「Fnatic バイ」とも言われていますが、僕たちはそれを真似しています。あとは“決まったルール”のなかで、残りのクレジットと残りのラウンド数、相手の武器状況から変えている形になります。

――詳しくありがとうございました!最後にファンの皆さんへ一言お願いします!

Anthem:いつもありがとうございます。 メンバーはコロコロと変わっていますが、チームとしての成長はできていると感じています。「MastersTOKYO」の道は閉ざされてしまいましたが、LCQに向けて準備を頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いします。


なかなか一勝が遠いDFMは次戦、5月8日(月)に「DRX」と対戦します。本リーグ最強と誰もが疑わないチームに一矢を報いることはできるのでしょうか。激闘を続ける彼らに、引き続きエールを送りましょう。


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