ワシントン西部地区連邦地方裁判所にてネクソン・コリア株式会社は『Dark and Darker』開発元で知られるIRONMACEに対して著作権侵害による訴訟を提起しました。
ネクソンの圧力に対しこれまでも開発側は徹底的に反抗
2月の終わりにネクソンの開発中止ゲームからのアセット流用疑惑が発出して以来、オフィスへの強制捜査や、DMCAによる報告を受けてのSteamからのストアページ削除等次第に強まっていたネクソンからIRONMACEに対しての圧力でしたが、ついに4月14日米国で訴訟が提起されました。
IRONMACE側はこれまでもデータの不正使用はないと主張しており、似ている部分は同じ販売アセットを使用している部分であるといった点や、ネクソンからのアセット盗用を告発する文書に対しても項目ごとに反論を提示してきています。
しかし現時点ではSteamストアページは削除されたままで、予定されていたプレイテストもtorrentを利用してのゲームデータ配布で対応していました。またそのtorrentファイルについても、ファイルのリンクを乗せたツイートが権利者の申告を理由に削除され、現在は公式Discordサーバーでの暗号化されたリンクによる配布を行っています。
裁判で全貌が明らかとなるか?
ネクソンの猛追に対しIRONMACEが徹底的に反抗の姿勢を見せ、泥沼の様相を呈する『Dark and Darker』を巡る一連の事件ですが、韓国で続く調査と今回の米国での訴訟によって全貌が明らかになることが期待されます。