先日より報道されている『ファイナルファンタジーXIV』の外部ツール問題ですが、問題となったチームに所属していた人物の1人が処分を受けたことがわかりました。
マ遙デヴァータ氏は「絶オメガ検証戦」攻略時に不正行為を行ったパーティ「UNNAMED_」に所属していました。同氏は直接的に不正行為を行ったわけではないものの、不正行為による恩恵を受けた状態で攻略したため、利益を得ている状態とされています。そのためアカウントペナルティは実施されませんが、不正行為で得た利益は没収されます。
同氏はクリア報告を撤回し、「絶オメガ検証戦」クリアによって得たアチーブメントや称号は後日削除処分となるようです。報酬である「オメガシックル【絶】」も、ゲームマスターの指示により自ら処分する形となりました。今後の活動についてはまだ検討中であるとのことです。
このツール使用による不正行為問題は、1月31日の疑惑報道を皮切りに様々な問題に波及しています。同日15時には渦中のメンバーがズームハックの使用を認め、他上位勢がツールを使うはずという予想のもと、対抗策として使ったことがわかりました。
また、過去に「UNNAMED_」に所属していたプレイヤーが、別の高難度コンテンツを世界初クリアした際にズームハックサポートの恩恵を受けていたことを告白。仕様している3キャラクターのデリートとプレイの停止を発表しました。
これらの問題を受け、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏は改めて外部ツールの使用禁止を強調し、当該チームを「ワールドファーストチームとは認めない」と述べました。また、非公式ながら公式アカウントも正確なクリアタイムのお知らせなどコミュニティのサポートを行っていましたが、当面の間控えるとしています。
なお、「絶オメガ検証戦」については海外のチーム「Kindred」が、現在Twitchで配信しながら挑戦中。最終フェーズまで到達した場面もあったため、改めてワールドファーストクリアチームが出るのも近いかもしれません。