Blizzard Entertainmentのチーム対戦FPS『オーバーウォッチ 2』において、「トレーサー」の射撃ダメージが20メートルを境に急激に変動する問題がバグであることが分かっています。
動画では射撃場で20メートルのラインを軸に、それより離れた距離ではあまりダメージが出ないものの、数歩動いて20メートル以内から射撃した場合は明らかに高いダメージが出ることを検証。このReddit投稿に対し、Blizzardのディレクターから間違いなくバグであるといった返信が付けられています。
ただし、このバグを含めても全体的なパワーレベルに問題は無いとしており、今後このバグを修正する場合にはトレーサーに追加の変更を行うとのことです。
このバグは以前からあったそうですが、トレーサーはいわゆる「フランカー」と呼ばれる、奇襲を得意とする接近戦向けのキャラクターのため、一定の距離から急にダメージが低下するのは仕様だと認識されていても自然なことかもしれません。また、直近の「メイ」のような重大なバグで無いからか、トレーサーを一時的な使用不可にはしないそうです。
『オーバーウォッチ 2』は11月17日にバランス調整パッチを配信しており、フランカーである「ゲンジ」に対し、同じくフランカーの「トレーサー」や「リーパー」とバランスを揃えるための弱体化を施しています。