カプコンは自社IRサイト内「2023年3月期 第2四半期 決算カンファレンスコール 質疑応答概要」にて同期のCS販売本数におけるPC版比率が約50%に達したと回答しました。
同社は2021年の東京ゲームショウで行われた日経新聞によるインタビューで自社ソフト展開について「PC向けをメインとする」と語り、2022年中に販売に占める割合を5割に高める方針だと報じられていました。その約1年後となる今回の発表で「2023年3月期第2四半期のCS販売本数におけるPCの比率を伺いたい。」という質問に対して「旧作を中心に伸長しており、約50%です。」と回答しており、インタビューでの方針を達成したことを示しています。
同期売上高は前年比で29.9%減となりましたが、前年リリースの『バイオハザード ヴィレッジ』に匹敵する新作タイトルのリリースが無かったことを原因に挙げ、PC版販売本数の伸びにも貢献した旧作売り上げについては22%の増加と発表。通期計画としては順調だといいます。これに加え2023年3月には『バイオハザード RE:4』の発売も控えることから業績見通しを上方修正しています。
また、「PCゲームユーザーの増加を受け、開発体制に変化はあるか。」との質問に対しては「当社では従前よりRE ENGINEを活用したマルチプラットフォーム展開を推進しており、特段の変化はありません。」と回答しています。今後もPC版、コンソール版のどちらにも力が注がれることを期待できそうです。