イラスト・マンガ・小説などを投稿するソーシャルサービス「pixiv」が、AI生成作品に関するサービスの方針についてのお知らせを公開しました。
お知らせのなかでは、制作過程のすべて、もしくはほとんどをAIによって生成された作品についての問い合わせが多数あるとし、pixivでは2022年10月下旬から、従来の投稿作品とAI生成作品のすみ分けが可能となる、以下の機能を追加することを発表しました。詳細はリリース時に別途アナウンスされるとのこと。
投稿編集時にAI生成作品と設定できる機能の提供
AI生成作品を検索時などにフィルタリングする機能の提供
従来の作品とは分けた、AI生成作品のみのランキングの提供
これらの機能は必ずしも恒常的なものではなく、必要に応じて見直しや変更がなされ、利用規約やガイドラインの変更なども検討をしていき、AI技術の利用がより普及していくなかで、AIが関与した成果物の完全な排斥は考えていないとのこと。
技術の急激な発展により、倫理や規定が追いついていない過渡期において、今後も調査・検討を行っていく模様。創作コミュニティーと技術が、うまく共存できる道を模索していく意思を見せました。
AI生成作品がさまざまな側面で議論を呼ぶ昨今、AI創作物とどのように向き合っていくべきか、ひとつの道を示した形です。