コンパクトさと性能を両立し、持ち運びに便利なゲーミングノートPC。便利さの反面、ディスプレイやキーボードが一体となっていることもあって重視するポイントによって商品選びが難しいジャンルのひとつです。
もちろん薄さや軽さも大事ではありますが、ゲーマーにとって何よりも追求したいのは、やはり「快適なゲームプレイ」ですよね。そんな声に応えてくれるのが、日本HPのゲーミングノートPC「OMEN 16」です。
今回はゲーミングPC全体で見ても非常に優れたスペックを誇るOMEN 16で実際にゲームをプレイし、そのパワーを体験してみました。
とにかく「ゲームを快適に遊ぶ」ための工夫が随所に
OMEN 16シリーズの大きなポイントのひとつはグラフィック面。本製品は16.1インチのディスプレイを採用しており、ベゼルもかなり薄め。すっきりとしたデザインが、高精細な画面をより引き立たせてくれています。
しかもこのディスプレイ、なんと165Hzのリフレッシュレート対応で応答速度3msという単体でも高性能なゲーミングモニターとして成立するレベルのスペックを誇ります。サイズ感と性能どちらを取っても申し分ないディスプレイのお陰で「ノートPCの画面は小さいから結局モニターを買うことになってしまう」なんてことはありません
そして高性能なディスプレイを思う存分に活かすのが、搭載されている「第12世代 インテル® Core™ プロセッサー・Hシリーズ」と「NVIDIA® GeForce 3070Ti Laptop グラフィックス」です。リアルなレイトレーシングを実現するグラフィック性能を、抜群の処理速度を可能にするインテル最先端のCPUが支えており、負荷の大きなゲーム中でも常にハイパフォーマンスを発揮してくれます。また、OMEN 16ではパワーを最大限に引き出すと同時に、温度を最小限に抑えることができる「OMEN Tempest Coolingテクノロジー」を採用。これはプレイ中のゲームシーンに応じてCPUとGPUに必要な電力をリアルタイムで検知し、ゲーム内のフレームレート(FPS)を最適化をしてくれる、というもの。
ちょっとややこしいですが、簡単に言えば本体が自動的にちょうど良い電力バランスを考えてくれるので冷却機能と合わせて「熱くならないゲーミングノート」を実現している優れモノということですね!
「OMEN GAMING HUB」
OMEN 16でゲームを快適に遊べる要因のもうひとつが専用ソフト「OMEN Gaming Hub」の存在です。
このソフトひとつでOMENのステータスチェック、ライティングの調整、ネットワークブースターなど多数の機能を備えており、本体のパフォーマンスをチェックしたりリモートプレイをしたりと通常なら専用のソフトウェアをインストールしなければいけない作業が簡単に行えます。
複数のプラットフォームからインストールしたゲームを一括管理もできるのもポイントで、セールやらフリープレイやらでダウンロードしまくったゲームのアイコンとランチャーでPCが煩雑に……なんて心配もなし。PCの性能をしっかり活かすことはもちろん、シンプルにゲーマーとしての快適なゲームプレイを支援してくれる一台です。
他、OMEN 16の基本的なスペックは以下の通り。
- 【主なスペック】
プロセッサー:インテル® Core™ i7-12700H(インテル®ターボブーストテクノロジー(2g)で最大4.7 GHz、24 MB L3キャッシュ、14コア、20スレッド)1まで対応
グラフィックス:NVIDIA® GeForce RTX™ 3070 Ti Laptop NVIDIA®Max-Qテクノロジー対応
メモリ:16GB (8GB×2) DDR5-4800MHz(最大32GBまで増設可能)
メモリスロット:2
ストレージ:最大1TB SSD (PCIe Gen4x4 NVMe M.2) (PCIe Gen4 NVMe M.2 空×1)
オペレーティングシステム:Windows 11 Home2
ディスプレイ:16.1インチワイド・IPSディスプレイ NVIDIA®G-Sync®対応色精度に影響を与えずにブルーライトを軽減するテュフ ラインランド Eyesafe®認定ディスプレイ
sRGB 100%
300nitの輝度
3msの応答速度
QHD(2560×1440)の解像度
165 Hzのリフレッシュレート
無線LAN:IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6e3 )、 Bluetooth 5.33
デジタルメディア:マルチフォーマットSDメディアカードリーダー
サウンド:Bang & Olufsenのオーディオ、内蔵デュアルスピーカー
キーボード:バックライトキーボード(日本語配列、テンキーレス、4ZONE RGBライティング、26キーロールオーバー、アンチゴースト対応)
外部インターフェース:
SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×1 (電源オフUSBチャージ機能対応)
SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2
HDMI 2.1
Thunderbolt™ 4 with USB4™ Type-C® 40Gbps ×2 (Power Delivery、DisplayPort™ 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)
その他、詳細についてはこちらをご覧ください。
高性能なのに細部まで嬉しいデザイン
ということで実際のOMEN 16を手に取ってみましょう。なるほど、確かに画面が非常に大きくて観やすく、ゲームだけでなく動画や映画の視聴にも十分なサイズ感です。落ち着いたブラックの外観は天板のOMENマークが輝いていますが、キーボードはゲーミングPCらしくライティングも鮮やか。
外観の面で目に留まったのはインターフェースの豊富さと使いやすさ。左右にUSB端子やヘッドフォン出力/マイク入力コンボポートが配置され、本体にネットワークポートがあるので有線接続用のデバイスを挟む必要がありません。やはり対戦ゲームを遊ぶなら有線の安定した環境が欲しいですからね。
そしてポイントは充電用端子だけでなくUSBのType-C形状のThunderbolt™4 with USB4、DisplayPortやHDMIなど映像出力端子が本体の背面に配置されていること。モニター接続時にケーブルが邪魔になりづらく、左右にUSBのType-Aの端子があるのでゲームのためにデバイスを複数接続してもそれぞれが干渉しづらいデザインになっています。ゲームパッド派の方も安心です。綺麗なだけじゃなく、速い!
それでは早速OMEN 16の能力を体験すべく、サッカーゲーム『FIFA 22』をダウンロードして実際にプレイしてみましょう。
本機のディスプレイで味わう『FIFA22』の画面は非常に鮮やか。試合シーンでは芝やユニフォームの明暗がくっきりと分かるほどで、タイトルの持つリアルなグラフィックを限界まで引き出しているのが分かります。内蔵デュアルスピーカーによって音響面の性能もしっかりとしています。
とは言え、それだけグラフィックに力が入ったゲームはPCにかける負荷もなかなかのもの。起動してみるとやはり動作が重たくなる……はずなんですが、全くそんなことはありません。それどころかゲームから別画面に切り替えても戻しても動作はサクサク。Intel最新CPUの処理能力、恐るべし。
流石に通常時と比べるとファンの音は大きくなりますが、それもOMEN 16持ち前のクーリングテクノロジーによってCPUがしっかりと冷却されている証と言えるでしょう。結局ゲーム以外も含めて数時間つけっぱなしにしていましたが動作が重いと感じる瞬間はなく、一旦放置してスリープ状態にしてからの復帰も何度か試しましたがスムーズのひとこと。
全画面・ウィンドウモードを切り替えてもカクつくこともなく、ゲーム中に他のアプリケーションからの通知が入っても軽快に処理できるので、例えばゲーム中にちょっと別の作業をしたいなと思ってもシュっと切り替えてシュっと戻って来れます。
今回は1タイトルのみのプレイでしたが、そのパフォーマンスを思う存分に発揮してくれたOMEN 16。処理の速さを考えると高負荷のゲームを楽しむだけではなく、仕事の作業もしやすそうです。
実際にこの原稿の下書きをOMEN 16で進めながら色々とアプリケーションを動かしてみましたが常にスムーズで、しかも画面が大きくて見やすいので画面を左右に分けて資料を見ながらの作業も快適でした。
ゲームを心ゆくまで遊ぶのに適したモデルであることはもちろん、「高負荷のゲームにも対応可能なスペックを誇るからこそ、他の作業や遊びにも完全対応」できてしまっているのが、このOMEN 16なのです。
今すぐ遊びたいゲームがあるという方だけでなく「ゲーム以外にも色んな使い道を検討している」「要求スペックの高いゲームをノートPCだからという理由で諦めたくない」という方にも、間違いなくその期待に応えてくれるマシンとなることでしょう。
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