Blizzardの祭典「BlizzCon 2023」が現地時間11月3日と4日に開催。最後に開催してから4年ぶりとなるお祭りの盛り上がりを、現地からお届けします。
会場はファンにはおなじみのロサンゼルス近郊のアナハイム・コンベンションセンター。BlizzConは毎回ここで開催されています。向かいには元祖ディズニーランドもある大きな会場です。
会場は下画像の右からアリーナと4つのホールが設置されており、各ホールはそれぞれテーマにあわせた展示がされています。
アリーナではオープニングセレモニーや『オーバーウォッチ2』とのコラボイベントが始まったLE SSERAFIMのミニライブなどが開催されます。
Blizzard代表のMike Ybarra氏のプレゼンに、つい先日買収が完了したばかりのマイクロソフトのXbox部門トップのフィル・スペンサー氏が駆けつけるサプライズ。
会場を移ってホールAでは『ディアブロIV』が展示されています。 そのホール前のロビーには『ディアブロ』版「人を駄目にするクッション」という悪魔の誘惑がいきなり待っていて、ホールに入るだけでも一苦労。
誘惑を乗り越えて入り口を通ると、巨大な祭壇が迎え入れてくれます。
他にはイナリウスになりきれるフォトスポットや『ディアブロ』関連書籍の販売スペース、巨大なリリス像や囁きの木、歴代『ディアブロ』グッズがあったりなど、多種多様なアイテムで会場が彩られています。
その中でも一際異彩を放っているのがこちらのブース。 なんとフェイクタトゥーではなく本物のタトゥーを入れられます。BlizzConでタトゥーを彫るという、ある意味一世一代のファン活動です。
ホールBでは「オーバーウォッチワールドカップ」が開催されています。筆者が観に行けたタイミングは初日の最終試合が終わったあとなので、写真はちょっと閑散としていますが、試合中は中央のステージで熱戦が繰り広げられます。
試合ステージ以外にはインフルエンサーやワールドカップ出場チームとのサイン会が開かれていて、ファンはいつもより近い距離で憧れの選手と触れ合えます。
ホールCは『オーバーウォッチ2』の展示と試遊がお出迎え。同作キャラのコスプレイヤーの方々の姿もありました。
ライフウィーバーの方に制作期間を聞いてみたところ、5ヶ月もかけたとのこと! 写真ではわかりませんが背中のパーツが電動で回ります。
ホールDは『ワールド・オブ・ウォークラフト』や『ハースストーン』、配信が始まったばかりの『ウォークラフト・ランブル』の展示が集まっています。
ホール中央の立体像はまさに圧巻です。
後ろに目を向けると巨大なスクリーンが並んでいました。正面からだと不思議な反射に見えるな……と思ったら、スクリーンではなく巨大な布にプロジェクターで投影しているというオチでした。
そしてホールDの最奥にはBlizzConのファンおなじみのピンバッジ販売・交換スペースが設けられています。
熱心なファンたちが新しく手に入れたピンバッジや、過去に販売されたピンバッジを広げてトレードを繰り広げています。 中には“スタッフ限定グッズをあげるからピンを交換してくれ”とお願いするスタッフも(笑)。
さて今度はアリーナの向かいの施設を見てみましょう。 こちらには、BlizzConのグッズストアがあります。
ストア入り口を通るとまず最初に目に入るのがキリコのランドセル。 まさかアメリカでランドセルを見るとは……。何かいけないものを見てしまったような感情が頭をよぎりました。
ほかにもキリコのスキンのジャケット2種やミニバッグも販売。キリコの被り物もあるなどキリコが推されてます。
海外アーティストGorillaz風のシャツもあったり、各IPからさまざまなグッズや服が展示されています。
BlizzConの物販の素晴らしいところは、サイズ確認用の服とスペースが確保されていること。こういった用意してくれている物販は、意外に少なかったりします。
4年ぶりの開催となったBlizzConはファンの喜ばせるためにしっかりと準備をしてきており、まるでコロナ前の勢いを取り戻している印象を受けました。来年からはマイクロソフトとの協力体制になるBlizzConがどのように進化をしていくのか今から楽しみです。