エレクトロニック・アーツとRespawn Entertainmentは、バトルロイヤルシューター『Apex Legends』の次期シーズン「イグナイト」を、2023年10月31日よりスタートします。
新シーズンでは新レジェンド「コンジット」が登場。コンジットは、シールド回復や強力なバリアを使用するサポート型のレジェンドで、、過去にタイタンによって故郷を救われたという経歴の持ち主です。また、マップ・ストームポイントの刷新やクロスプログレッションの導入、新たなランクリーグシステムなど、数多くの変更点が用意されています。
本稿では、2023年10月24日に行われたメディア向けプレスイベントの内容をお届け。第1回は新シーズン「イグナイト」に関する情報です。
「コンジット」は優れたサポート力を持つ新レジェンド!
次回シーズンで追加される「コンジット」は、新たなサポート型レジェンドとして登場。過去に住んでいたネクサスでの戦争時に“タイタン”によって救われた過去を持つ彼女は、そこで自己犠牲の精神を学びます。やがて家族のために放射能を浴びたタイタンのバッテリーを盗み、その汚染によってじわじわとコンジット自身の命を蝕んでいます。
しかし、コンジットはそれでも前を向く小さい体いっぱいの元気を持つ明るい性格の持ち主。Apexゲームの大ファンであり、今回ゲームに参加することで、憧れているレジェンド達と互角に戦えるような、そんな時間を夢見ている少女として描写されています。デザインとしてはタガログ語を用いるフィリピン系であるようです。
戦闘スタイルは“Lastimosa Armory”と協力して製作した、モナークバッテリーを付けたアーマーの能力を駆使するサポートタイプ。アーマーによる見た目は後光のような雰囲気と、彼女の性格に合ったスポーティーさを兼ね備えたデザインが特徴的です。
◆戦術アビリティ「レイディアントトランスファー」
コンジットの戦術アビリティは、範囲内にいる対象のチームメイトのシールドを回復するエネルギーを供給するもの。また、発動中は自身のアーマーも回復することができます。ただし、プレイヤーがダメージ位を受けることでエネルギー供給は一時中断されてしまいます。回復アイテムを使用せずに継戦能力をできるので、使い所によっては敵チームに強力なプレッシャーを与えられます。
◆アルティメットアビリティ「エネルギーバリケード」
アルティメットアビリティ「エネルギーバリケード」は、発動した場所に敵にダメージを与えて移動速度を鈍らせるシールドジャミングデバイスを多数展開します。窮地に陥ったチームメイトを助けたり、攻撃時に展開して敵の連携を阻止したりと、攻守両面で活躍するアビリティです。
◆パッシブアビリティ「セイバースピード」
コンジットは、チームメイトが戦術アビリティ「レイディアントトランスファー」の範囲外にいるときに移動速度を上げることができるパッシブ能力を有しています。この能力により、孤立した状態でもすぐに味方と合流しやすくなるようです。
刷新された荒天のストームポイントが登場
数ヶ月吹き荒れた大嵐により、マップ「ストームポイント」が大きく変化しました。マップのおよそ40%に変更を加えたという新たなストームポイントでは、多くの施設がダメージを受けて復興モードに移行しています。大嵐によって多くの施設が失われる一方、さまざまな救助活動も行われています。
シンジケートに協力した電気技師でもあるレジェンド・ワットソンの手により、これまで以上に次々と戦闘が巻き起こるような6つのPOIが登場。ワットソンによる「パイロン」や「ZEUSステーション」「エコーHQ」「コースタルキャンプ」などが登場、もしくは施設の刷新が行われています。
さらに、海岸沿いなどマップ自体の規模が縮小したり、一部地域でプラウラーがいなくなったりと、より戦闘に集中できるようなマップデザインに変更。新たなスポットも登場し、中盤からはこれまで以上に激しい戦闘が発生するのではないかということです。
なお、この新たなストームポイントにはワットソンがいくつもの「サプライズ」を残しているとか。さらにレジェンド・クリプトの関連があることも明言されています。おなじみのネッシーはもちろん、さまざまなイースターエッグも用意されているようです。
ランクには昇格チャレンジミッションが追加
新シーズンのランクリーグでは、新たに「昇格トライアル」が登場します。これは、ポイントが各ランク帯の上限に達したときにユーザーに課されるチャレンジ項目のことで、クリアすることで次のランクに昇格することができるというものです。
今回のイベントで確認できたチャレンジ内容については、シルバー1からゴールド4への昇格するために5ゲームで「1回ゲームに勝利する」もしくは「3回トップ10に生き残る&3回3キルorアシスト」を達成するというものでした。また、トライアルに失敗した場合は、次回のチャレンジで前回より多くのチャレンジ回数が追加(最大10回)になるということです。
また、次回のランクリーグからチームを組む際の制限が撤廃されることも発表されました。
クロスプログレッション導入!武器&レジェンドメタ変更も
◆クロスプログレッション
次期シーズンから、プレイヤーがすべてのプラットフォームやアカウントで獲得した装飾アイテム、バッジ、実績を引き継げるクロスプログレッション機能が導入されます。この仕様変更により、どのプラットフォームで遊んでも変わらずにさまざまな進捗を進められるようになります。
◆武器調整
イグナイトでは、武器「センチネル」「チャージライフル」「ロングボウ」が使いやすくなるように調整。前シーズンで大幅なリワークが加えられた「チャージライフル」は、弾道の落下が改善されたほか、初弾の発射速度が向上されるため遠距離でより安定感を持てるようになるようです。一方で「30-30」「ヘムロック」はヒップファイアが広がるなどの調整が行われます。
また、次回のケアパッケージ武器には「ウィングマン」がローテーションに入っています。「ウィングマン」にはポップアップ“スカルピアサー”と“ブーステッドローダー”が装着され、取り回しのいい武器になるようです。もうひとつのケアパッケージ武器は「L-スター」です。さらにクラフト武器には「R-301」と「ボルト」が登場します。また、一部ポップアップなどにも調整が入ります。
◆レジェンド調整
「カタリスト」の戦術アビリティ・スパイクストリップのコアが攻撃をブロックしなくならないように調整。設置数や投射距離なども変更されます。「バンガロール」は3つのスキルすべての効果時間を短くする調整が加えられるようです。
「レイス」のパッシブアビリティ・虚空からの声はより精度が高くなります。「パスファインダー」は、ケアパッケージスキャンでアルティメットアビリティのクールダウンが無くなる既存脳能力が強化され、味方がスキャンしたケアパッケージも再度スキャンできるように変更されます。
そのほか「ヴァンテージ」のアルティメットアビリティ・スナイパーズマークの弾数増加、「ニューキャッスル」のアルティメットアビリティ・キャッスルウォールの展開強化などを実施。一方で「レヴナント」のアルティメットアビリティ・フォージシャドウには調整が加えられます。
新レジェンドや刷新されたストームポイント、新たなランクリーグチャレンジなどが追加される次期シーズン「イグナイト」は2023年10月31日よりスタート予定。もちろんバトルパスも新登場し、さまざまな報酬を得ることができます。
次回は、さらなる驚きの情報を掲載予定です。