『Apex Legends』のデータマイナー2名が、ゲームからBAN(アクセスを禁じられる)されたことを報告。そのうちの1名はRespawn Entertainmentが手動で実施したと考えています。
データマイナー(miner=採掘者)とは、名前の通りゲームソフトに含まれるデータから、正式に公表されていない部分を“発掘”し、リーク(漏洩)させる者を指します。一般的にゲームソフトのデータには、これから販売・実装されるスキンやキャラクターなどの情報が前もって含まれた状態で配信されます。データマイナーはこの情報を抜き取って、SNSなどで発信しているのです。
不正な手段を用いて、本来公開されていない情報を取得するこれらの行為はゲームメーカーにとっては厄介な存在です。
リーカーのひとりは今回のBANについて「不正をしたわけではない。なぜ我々がBANされたのか、本当にわからない」と主張しています。
なお、『Apex Legends』の配信元であるElectronic Artsのユーザー契約(ユーザーの権利と制限を定める文書)によると、具体的なないにしろ「データの取得」や「何らかの目的でロボット、スパイダー等の自動装置またはプロセスを使ってEAサービスにアクセスする事」は禁じられています。
ユーザー契約
データの取得やEAサービスの不正使用、アカウント作成、素材の複製等、何らかの目的でロボット、スパイダー等の自動装置またはプロセスを使ってEAサービスにアクセスする事。
6. 行動規範より引用
好きなゲームの情報をいち早く知りたいという気持ちはゲーマーとして共感できるものの、メーカー側が用意してきたものを台無しにしてしまうリークには注意が必要です。