Unity歴15年のベテラン開発者John Warner氏とTrevor Da Silva氏は、先日ゲーム業界を騒がせたUnityの一件を基にした新作ゲーム『Install Fee Tycoon』を発表しました。
一攫千金目指して再インストールしまくり!
本作の世界ではゲームエンジン「Chaos3D」のメーカーが、インストールごとに開発者から20セントを徴収しています。そして裏ではさらにお金を稼ぐため、再インストールした人に1セント支払っていたのです。プレイヤーは再インストールを持ちかけられた悪名高い海賊版ユーザーとして、できる限り再インストールを繰り返すこととなります。
クリッカースタイルのゲームプレイ
ゲームプレイはクリッカースタイルとなっており、クリックで再インストールを繰り返してお金を稼ぎ、アップグレードで「ダークウェブの連絡先」を手に入れ、再インストールの回数を増やしていきます。シンプルながらも面白いストーリー要素も用意されているそうです。
「Trevorと私はUnityにとても好意的な感情を持っています。現時点では提案された変更が間違いであったことはUnityを含む誰の目にも明らかだと思います。『Install Fee Tycoon』はもしゲーム業界全体が反旗を翻さなかったらこうなっていたかもしれないという愉快な記憶として残しておきたい」― John Warner氏
Godotエンジンを使用し僅か2週間で開発されたという『Install Fee Tycoon』は現地時間10月10日に40セント(約60円)でSteam配信予定です。
なお、本作は海賊版も配布し実際にインストール数を追跡して(もちろん完全匿名で)全て公開するとのこと。上手く行けば「もしUnityの最初のプラン通りだったら売上よりも多くのお金を失っていただろう」とジョークのオチとして完璧になるとしています。