「東京ゲームショウ 2023」内で開催された、『ファイナルファンタジーXIV(FF14)』のアップデート情報の告知番組「第79回 FFXIVプロデューサーレターLIVE」にて、ひと際大きな歓声が上がった瞬間がありました。それはプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が、「暁月のフィナーレ」のパッチ6.5x以降に実装予定だとして、「カッパの着ぐるみ」を紹介した瞬間です。
なぜそんなにも反響があったのでしょうか。
◆きっかけはFFシリーズの生みの親である、坂口博信氏の依頼
「カッパの着ぐるみ」実装のきっかけとなったのは、2022年10月8日に行われた『FF14』の配信番組「第8回14時間生放送」の企画、「坂口博信×吉田P対談」での坂口博信氏のある一言に端を発します。
坂口氏は番組のなかで「本当にやらなくてもいいんですけど」と前置きした上で、「カッパの着ぐるみがほしい」と吉田氏に直談判。「小学生の頃は坊ちゃん刈りで「カッパ」というあだ名を付けられており、愛着があるから「FF」にはカッパが登場し、大事にしてきたのだ」と語りました。
「FF」シリーズのカッパといえば『ファイナルファンタジーVI』の状態異常が有名でしょう。「さごじょうのやり」、「アーマーガッパ」といった、カッパ専用装備も存在するなど、たしかに大事にされているといっても過言ではありません。
『FF14』においてもデバフの1つとして、カッパが存在します。そういった経緯を経て、今回の「カッパの着ぐるみ」実装の発表は大歓声を持って迎えられたのです。
今回実際に「カッパの着ぐるみ」が実装されることに対し、坂口氏は自身のXで「吉P、開発のみなさん、ありがとうございます。一生の宝にします」と反応。その後「カッパばんざい!」と直筆のイラストや、自身のプレイヤーキャラであるララフェルが装備した際にどうなるかを想像した「ララ・カッパ想像図」を公開するなど、いたく感動した様子を見せています。
また坂口氏は2023年10月21日、22日に開催される「ファンフェスティバル 2023 in ロンドン」の企画の1つ「直樹の部屋」のスペシャルゲストとしても予定されています。「FF」新旧プロデューサーが、仲睦まじい様子を見せているのは、シリーズファンにとってもうれしいことではないでしょうか。