ヒーローアクション『オーバーウォッチ 2』の新たなシーズン「オーバーウォッチ 2: インベージョン」において、新たなヒーロー「イラリー」が登場します。多⾯的アビリティを持ったペルー出身のイラリーは、太陽のエネルギーを引き出して戦うサポート(回復)ヒーローです。
本稿では、一足先にイラリーを触ったその手触りをお届けします。結論から述べると、イラリーはエイム次第で火力をバチバチに出せる一方で、味方に直接回復する場合は、味方に近づく必要があります。他のヒーロー同様に、自身のポジショニングをしっかりと見極める必要がある印象です。
なお、本稿でご紹介する内容は先行プレイ時のものです。ライブサーバー実装時には変更される可能性にご留意ください。
メイン「ソーラーライフル」
左クリックはチャージ式の攻撃ライフル。レティクルの下部にあるゲージが示す通り、射撃後一定時間経つと自動でチャージされ、チャージ量に応じてダメージが増えるというもの。
クリック連打で連射すると当然ダメージ量は低くなりますが、一発一発をしっかり狙って撃つことができれば大ダメージを狙うことができます。弾速はレーザーなだけあってかなり早め。エイムお化けが使ったら大きなダメージを期待できそうです。ソジョーンのアルティメット的な感覚。
一方の右クリックは、直接味方に照準を合わせて回復をします。数メートル離れると届かなくなるため、しっかりと味方の背中にくっついていく必要があります。
なお、回復にはエネルギーを消費します。エネルギーは一定時間で自動回復しますが、一度使い切ると一定時間味方の回復ができなくなる点には注意が必要です。つまり、瞬間的に大量の回復を与えることは(右クリックだけでは)できません。あくまで補佐的な使い方をするのが良いでしょう。
(E)「ヒーリング・パイロン」
設置型の回復アビリティ。味方に自動で回復を送り込むパイロンを設置します。Fキーで消すことも可能なほか、8秒のクールダウン後には他の場所に置き直すことも可能。また、敵の攻撃で破壊されると12秒のクールダウンとなります。
こちらは文字通りパイロンであり、これまでにない回復の方法です。あまり移動を必要としない場面では置いておくだけで効果を発揮してきれますが、敵に壊されると一定時間は右クリックでしか回復できなくなるため、置く場所などには気を遣う必要があります。
また、前線がロボットやエスコートなど、前線が流動的なゲームモードでは、適切なタイミングや場所をしっかりと見極める必要があります。しっかりと戦況を俯瞰することが求められます。
余談ですが、パイロンは当然イラリー自身も回復してくれます。敵のトレーサーやソンブラに絡まれていても(ハックさえされなければ)ワンチャンあるかもしれません。
(L SHIFT)「アウトバースト」
緊急回避的なアビリティ。現在の移動⽅向に突進し、敵をノックバックします。ルシオのサウンドウェーブ(右クリック)のように、敵に絡まれた場合の対処方法となります。また、ジャンプ⻑押しでより⾼く跳べるため、移動のように使うのもアリ。
もちろん敵の落下を狙うこともできるので、敵にイラリーがいる場合は、エリアの際などへのポジションチェンジには避けた方が良いかもしれません。
(Q)アルティメット「キャプティブ・サン」
爆発するソーラーエネルギーの球を発射します。当たった敵にダメージが入るだけでなく動きが鈍くなり、更に大きなダメージを受けると周囲を巻き込み爆発します。
主に敵が密集しているところに使うことが想定され、このようなアグレッシブ(攻撃的)なアルティメットは、サポートヒーローにおいて珍しいものです。
肝となるのは、やはり中・長距離における敵や味方との距離感です。敵にダメージを与える際には長距離でも問題ありませんが、味方へ回復を渡す場合には中距離まで近づく必要があります(パイロンをめちゃ上手く投げる以外には)。
アナよりも長距離に特化しているわけでもなく、モイラほど前線に出るのも憚られる。感覚としてはバティストに近いようにも感じます。
とはいってもアルティメットや敵へのダメージを考えると、前へ出るべき時には積極的に出てタンクを回復しつつアルティメットで敵の前線に大きなダメージを与えるといった動きが可能です。
アッシュのようにちまちまと大きなダメージを与えつつ、バティストのように中距離の味方を回復する。これまでにないサポートヒーローと言えるかもしれません。
イラリーは『オーバーウォッチ』が2に刷新されてから3体目(キリコ・ライフウィーバー)のサポートヒーローの登場となります。これまで以上にサポートの選択肢やプレイの幅が広がるように感じられるでしょう。