ゲームパブリッシャーのYostarは7月3日、提供する各アプリにおいて「Twitter連携機能」を順次終了すると発表しました。
◆『アズレン』や『ブルアカ』など、Yostar各アプリでTwitter連携機能が終了へ
主な対象タイトルは『アズールレーン』『ブルーアーカイブ』『アークナイツ』『雀魂』で、終了理由は「TwitterのAPI変更、ゲームアプリの仕様調整および技術的な理由」としています。
これに伴い、一部タイトルでは8月~9月中に新規のTwitter連携も中止。その後、各アプリで機能自体が順次終了となります。終了後は連携済みのTwitterアカウントでもゲームにログイン・データ引き継ぎができないため、早めにTwitter連携以外の方法で連携するよう促しています。
なお、新作『エーテルゲイザー』は元からTwitter連携に非対応。『ガーディアンテイルズ』は7月1日にTwitter連携の不具合を報告しているものの、記事執筆時点で機能終了には触れていません。ただし、安全のため他の連携も併用するよう促しています。
◆相次ぐTwitterの仕様変更にユーザーは混乱
Twitterを巡っては、7月1日頃から「API呼び出しの回数制限を超えました」と表示され、ツイートを閲覧できない人が続出する騒ぎとなっていました。
本件は後にイーロン・マスク氏が「ツイートの読み込み数に一時的な制限を加えた」と発表し、不具合ではなく仕様であることが判明。昨今ではTwitter APIの有料化なども含め、相次いで仕様変更を行っており、Twitterユーザーの間では混乱が広まっています。
このタイミングでのTwitter連携機能終了というYostarの決断に、ユーザーからは「昨今のTwitterは連携先として不安だから仕方ない」「一時的とはいえいきなりああいう制限掛けられると今後が怖いし」「判断が早くて良いですね」などの反応が寄せられています。
◆Twitterを巡る各所の動き
Twitterを巡ってはYostar以外にも動きが。大手イラストサイト「pixiv」では、今後のTwitter APIの変更によってTwitter連携ログインが利用できなくなる可能性を示唆しています。
メタバースコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」でも、SNSの知り合い検索で使用していた連携機能がTwitter側から削除されたため利用を停止。グッドスマイルカンパニーが提供する『東方LostWord』では、Yostarよりも早い6月30日時点でTwitter連携機能を廃止しています。
なお、YostarはTwitter APIの仕様変更が発表された2023年2月頃にTwitter社へ問い合わせ、ゲームアカウント連携の仕様に影響はないとの回答を得ていました。にもかかわらず今回の機能終了という判断を下すことに。混乱の続くTwitterはどこへ向かうのでしょうか。