FENNELがSengoku Gamingとの激闘を制して『VALORANT』国内オフラインへの切符を掴む!CLZ「smth相手でも反応速度で勝てると思って挑んだ」【合同インタビュー】

Sengoku Gaming戦を終えた直後のFENNELから、CLZ選手・mltdwnコーチへ向けて行われた合同インタビューの様子をお届けします。

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FENNELがSengoku Gamingとの激闘を制して『VALORANT』国内オフラインへの切符を掴む!CLZ「smth相手でも反応速度で勝てると思って挑んだ」【合同インタビュー】
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『VALORANT』の国内競技シーン「VALORANT Challengers Japan 2023 Split 1 Playoff Day2」において、オフラインへ最後の切符をかけたFENNEL vs Sengoku Gamingが行われ、5マップまでもつれ込む接戦の末、マップスコア3-2でFENNELが勝利しました。Day1のNORTHEPTION戦同様に5thマップまで達する激闘を繰り広げ、相手に先に2マップ取られるものの、逆転勝利を決めました。

FENNELはこの勝利により、3月17日(土)にインテックス大阪でオフライン有観客で行われる準決勝への進出が決定しました。

本稿では、そんなSengoku Gaming戦を終えた直後のFENNELから、CLZ選手・mltdwnコーチへ向けて行われた合同インタビューの様子をお届けします。

――今日の試合を終えた感想をお願いします。

CLZ選手:やはりSengoku戦は簡単にいく試合ではありませんでした。相手に強いデュエリストがいる圧力を強く感じましたが、勝てて良かったです。

mltdwnコーチ:今は嬉しいという言葉しかありませんね。

――今日の勝因はどのような部分にありましたか?

CLZ選手:今日の勝因は僕以外のチームメイトがみんな精神的に大人で、僕が雰囲気が暗い状態でも持ち上げてくれるようなメンバーばかりだったからだと思います。

mltdwnコーチ:CLZも言うとおり、5人全員がとても良い精神状態で試合に挑めたのがよかったのかなと思います。3マップ後、CLZと話したあとは、しっかりと自分を取り戻してくれました。全員のおかげだと思います。

――相手チームのオペレーターによる圧力が強力だったと思いますが、どのように戦っていきましたか?

CLZ選手:正直パール以外のマップでは自分のオペレーターに自信がなかったんですが、パールでは「強気に行く」ことを一番に、相手がsmthでも反応速度で勝てると思って、自信を持って撃ち合いに行っていましたね。どこにいるかは正直わからないので嗅覚ではありました。

――マップを重ねるに連れてパフォーマンスが上がっていっているように感じました。

CLZ選手:3マップ目までは今までの選手人生でも一番といっていいほど、立ち直れないレベルで落ち込んでいました。インターバルでコーチから「切り替えて」と言われても「どうやって切り替えるんだ」と思っていました(笑)でも最後のマップではチームメイト、Xdllくんに「勝っても負けても最後」という言葉で、明確に立ち直ることができましたね。

――チームメンバーが一新されてから短い期間でどのように結束を高めていきましたか?

CLZ選手:特に意識したところはありませんが、オンラインで1年やるより、オフラインで1ヶ月プレイするほうが仲良くなると思うので、オフラインで毎日顔を合わせたことで、すぐ仲良くなれたのかなと思います。

mltdwnコーチ:みんな仲が良いですが、まだ互いに信じ切れる相手ではないのかなと思います。オフライン大会への出場が決まったということは、ひとつ夢が叶ったと思うので、これからさらにメンバー間の信頼を築いていけるのかなと思います。

――いろんな特色のある選手をまとめるのは大変でしたか?

mltdwnコーチ:めちゃくちゃ難しいです。僕自身キャリアが浅くてまだまだ成長していかなければいけないところが多くあり、そんな中で手探りで試しています。互いに嫌な気持ちにならないことを一番に接していますが、なかなか上手くはいかないですね(笑)

――刺さったと感じた戦術などありましたか?

mltdwnコーチ:JohntaヘッドコーチとEulerコーチが戦術を担っていて、僕はスカウティングメインです。詳しいことはお話できませんが、アセントはプレイすることは予想できていて、しっかり準備できていました。ピストルラウンドは取られたものの、順調に流れを作っていけたのかなと思います。

――BO3と比べてBO5の違いはどんなところにありますか?

CLZ選手:単純に時間が長いので疲れはしますが、スロースターターな僕らにとってはありがたいかもしれません。心の余裕は少しありました。体力面ではちょっとだけ辛いですね。

――オフラインまで時間がありますが、どのように過ごしたいと考えていますか?

CLZ選手:約一ヶ月間が空くので、しっかり休息を取っていきたいです。僕らの課題のひとつは、焦りや緊張など、大会本番特有のものもあって、そこをどう修正すれば良いのか自分ではわからないので、コーチに任せたいですね(笑)

mltdwnコーチ:メンタル面での課題はずっと付き合っていくもので、すぐ解決できるものではないと捉えています。チームとして、この試合を乗り切ったことは大きな財産で、オフラインへ向けた戦術の準備など、次の試合では良い姿をお見せできればと思います。

――次の相手はSCARZですが、どのような印象ですか?

mltdwnコーチ:スクリムなどの前段階では「連携が上手いチーム」という印象だったのですが、個人技もしっかりついていて、パールも構成もメタに近いものを試していたりと、相手方のコーチ陣が優秀だと感じます。

――SCARZ戦に向けてどのように修正していきたいと考えていますか?

mltdwnコーチ:Main Stageで戦ったときは、こちらのムードが落ち込んでいる状態でのスタートでした。今の実力がどの程度通用するかは未知数です。ここからは戦術面でより深く、いくつかの選択肢を持ったものに取り組んでいきたいです。個人技という面では、勝っていると僕は信じているので、あとは僕らが、彼らにとってプレイしやすい環境を作っていければと思います。

――最後にオフラインへの意気込みをお願いします。

CLZ選手:Playoffでは危ない試合が多く、僕たちの悪い部分がたくさん出てしまったので、そこをしっかり修正して、SCARZ・CRにリベンジして一位を獲りに行きます。応援よろしくお願いします。

mltdwnコーチ:どちらの相手もリベンジマッチであり、初のオフライン大会のメンバーは緊張もあると思います。その中でしっかり成果が出せるように全力でサポートしていきます。応援よろしくお願いします。

――ありがとうございました!


BO5を2回勝利したFENNELが次に挑むのはチーム「SCARZ」。3月17日(土)にインテックス大阪にて有観客で行われます。

《Okano》
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東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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