『オーバーウォッチ』のプロeスポーツリーグ「Overwatch League」に所属しているチームが、Activision Blizzardに対して団体交渉を行うためイギリスの法律事務所に依頼していると海外メディアが報じています。
海外レポーターJacob Wolf氏のレポートによると個別のチームが交渉するのではなく、一部チームのオーナーグループがメディアやテクノロジーに詳しい法律事務所「Sheridans」を雇用したと伝えています。なお、この交渉に関する詳細なチーム名リストなどは明かされていません。
レポート内ではリーグへのフランチャイズ料が高額なことや、新型コロナウイルスの影響でチームの多くが赤字を抱えていると指摘。運営側も状況を考慮してフランチャイズ料の引き下げを行っているようですが、それでもまだ各チームはActivision Blizzardに対して「600万ドルから750万ドルの借金を抱えている」と伝えています。
また、大きな問題になったActivision Blizzardのハラスメントに関してリーグのスポンサー企業の多くが撤退したことや、現在メディアとの契約を結んでいないことなどで、チームへの分配金も少ない状態になっているとしています。
Jacob Wolf氏は、Activision Blizzardに対してコメントを求めていますが、現時点では返答を得られていないとのこと。なお、交渉の具体的な内容に関しては伝えられておらず、リーグや所属チーム、Sheridans事務所からの声明もありません。