ユービーアイソフトは、タクティカルシューター『レインボーシックス シージ』の7年目を締めくくるイヤー7シーズン4「Operation Solar Raid」の詳細を発表しました。新シーズンでは、新オペレーター「Solis」や新マップ「ナイトヘイヴンラボ」のほか、ハードの垣根を超えたマッチング「クロスプレイ」と、全てのハード間でスキンやユニフォームを共有できる「クロスプログレッション」が遂に実装されます。
防衛版「Iq」?新オペレーター「Solis」
コロンビア出身の新オペレーター「Solis」は、簡単にいうと「防衛側の“Iq”」です。防衛側オペレーターでありながら、攻撃側オペレーターの電子ガジェットの位置を探ることができるデバイスを固有アビリティとして装備しています。この「SPEC-IOエレクトロセンサー」と呼ばれるアビリティは、クレイモア・ドローン・ブリーチングチャージなどの電子ガジェットを視認することができるだけでなく、スキャンすることで赤ピンを立て、味方とその位置を共有することも可能です。
Solisは、スピード2・アーマー2であり、メインウェポンにはP-90とITA12L(Miraなどのショットガン)、サブウェポンにはSMG-11を所持。サブガジェットはインパクトグレネードと防弾カメラで、「SPEC-IOエレクトロセンサー」の起動中に銃は使用できないものの、インパクトグレネードを投げることはできます。
また、Solisは、「ナイトヘイヴン」「ウルフガード」に次ぐ新たな勢力「ゴーストアイズ」のメンバーとして登場します。ゴーストアイズには、Zero・Maverick・Nokk・Zofia・Glaz・Iana・Flores・Caveira・Lesion・Valkyrie・Warden・Mozzie・Slisの13名が所属します。
新マップ「ナイトヘイヴンラボ」
海岸沿いに位置する風光明媚な「ナイトヘイヴンラボ」は、エントリーポイントが多い3つのフロアで構成されたマップです。破壊可能な壁も多く配置された複雑なマップ形状になっているため、独創的な防衛方法が生まれることでしょう。また、新シーズンでは、ランク・アンランクにおけるマップBANにて、新マップをBANすることができないようにデザインされています。
ついに来た!クロスプレイ/クロスプログレッション
まず、PS4・PS5版とXbox版(ONE・series X|S)を繋ぐクロスプレイが実装されるほか、クロスプレイマッチング中のボイスチャットにも対応します。
そして遂に、クロスプログレッションが実装されます。ロードアウトの設定・オプションは各プラットフォーム固有のものとして保存されますが、パック(ガチャ)や、オペレーターの開放状況、武器スキンやチャーム・ユニフォーム・ヘッドギア、名声ポイント・R6クレジットなどが、全てのプラットフォームで共有されます。これまではコンソール版からPCを版へ移行した場合など、ハードを移行したらスキンをすべて揃え直す必要がありましたが、過去に手に入れたものを使えるようになりました。
新区分などを追加する「ランク2.0」
ランクマッチシステムが改修されます。これまではシーズンごとにリプレイスメントマッチを10戦することでマッチが決定し、そこからマッチごとのMMRの増減によってランクが決定していましたが、MMRは「スキル」というものに置き換わり、ランクを定めるのは「ランクポイント」と呼ばれる数字となります。スキルはランクの上下速度を左右するものへと変化するようです。そして、MMR差によるマッチング制限はなくなりました。新しいアルゴリズムにより、チームメイトのスキルにばらつきがあってもマッチメイキングが適応されます。また、プラチナとダイヤモンドの間には新たな区分「エメラルド」が追加され、それぞれの区分は1~5で分けられています。
今回の発表では不透明な部分が多いというのが現状ですが、このシステム刷新によってどのように体験が良くなっていくのか、注目すべきポイントのひとつです。
その他に実装される要素
・準備フェーズのフレンドリーファイアの廃止
・新たなバトルパスシステム
2層式から変更され、複数の分岐を持ったものに生まれ変わります。解放していくティアを優先し、最終的にはすべてをアンロックすることができます。
・ドローンスキンが登場
新シーズンではバトルパスに含まれるほか、将来的にはイベントモードやストアでも登場予定です。
・ADS時の挙動
ADS(武器を覗き込んだとき)時のオペレーターの移動スピードが、スピード1・アーマー3のオペレーターと同じ状態になります。
・オペレーターの移動速度の調整
Sens/Dokkaebiが、スピード3となるほか、Osaがスピード2へ調整されます。なお、メディア・インフルエンサー向けに先行公開されたテストサーバーではSledge・Thatherなどがスピード1へ変更されていました。これらがライブサーバーへ実際に実装されるかは不明です。
・アビリティの切り替えの簡略化
CapitaoやZofiaのような、2種類のアビリティを持つものが、そのガジェットを装備していなくても切り替えられるようになりました。武器のファイアレートの切り替え(現在は廃止されたもの)を担っていたボタンがこの機能を持ち(PC版ではBキー)繰り出したいスキルを簡単に選択することができます。
・防衛拠点の可視化
攻撃側は、ディフューザーを持っていなくても、敵の防衛地点をオーバーレイで視認することができるようになります。
・ドローン移動の改修
ドローン移動時、斜め移動のときの33%速度減少が撤廃されました。
・射撃場のアップデート
アタッチメントや武器、リコイルなどのデータが履歴として表示され、比較がしやすくなりました。
・チームカラーの変更
チームカラーが、オペレーターのデバイスやツールに反映されるようになりました。
述べてきた通り、多数のゲーム内アップデートが施されることにより、本作はこの1年を通して多くの遊びやすさとわかりやすさを実装しました。盛りだくさんの要素を追加するイヤー7シーズン4「Operation Solar Raid」は、PC向けテストサーバーは11月21日の週から稼働し、ライブサーバーへの実装は12月6日(現地時間)が予定されています。
『レインボーシックス シージ』は、PlayStation5、Xbox series X|S、PlayStation4、Xbox One、PC向けに発売中。サブスクリプションサービス、Xbox Game Pass、Ubisoft+にも対応しています。