近年ゲーム業界を騒がせる大型の買収劇。それだけに、その兆候にさえ海外では多くの注目が集まりますが、今回に限っては「から騒ぎ」となってしまったようです。
先日、スウェーデンのメディアが突如として「AmazonがEAの買収を発表する」と報じたことに端を発した噂は、一時はプレ・マーケットにおいてEAの株価を6.2%上昇させる結果を生むなど市場にすら影響を与えるほどになってしまいました。
しかし、それは真実ではなかったようです。ほどなくして、米メディアCNBCは、AmazonがEA(Electronic Arts)の買収を申し出たと正式発表することはないと報じました。また、当初、噂を報道していたUSA Todayも、その後、「情報源に関して編集基準に違反していた」として記述を削除。CNBCによる報道を引用し、噂を否定するレポートを掲載しています。
今回の噂はともかく、ゲームの開発費の高騰やインディーとの二極化なども合わせ再編が進むゲーム業界ですが、本当の次なる買収劇はどのようなものになるのでしょうか。