プロゲーミングチーム「DetonatioN FocusMe(以下、DFM)」を運営する株式会社DetonatioNは、8月15日付で『League of Legends (以下、LoL)』部門のtol2選手との選手契約を解除。同部門のロースターより外れたことを発表しました。
tol2選手は,2023年7月6日にTwitter(現・X)にて、同チームのコーチ陣およびCEOからの恫喝などのハラスメントを受けたと発信。具体的には、DFMのKazuヘッドコーチとCerosコーチを含むコーチ陣から恫喝を受け、身に危険を感じたためにゲーミングハウスから逃げ出したほか、業界の先輩にパワハラの相談をしたことが発覚した際、同じくCEOである梅崎伸幸氏に「次やったらLJL(『LoL』の国内リーグ)には出さない」と言われ、“罰金”を支払うことになったと訴えていました。
こちらを受けてDetonatioNは翌7日に、「2名による恫喝や人格を否定されたと捉えられる発言があったことは事実」として、KazuヘッドコーチとCerosコーチとの契約を解除。さらに7月28日には「監督責任に対する処遇」として、梅崎伸幸CEOの役員報酬を2023年8月から2024年7月にかけて50%減額することを発表しました。
今回の対応については、双方の弁護士を通じての合意解約であるとのこと。チームの今後の方針とtol2選手の今後の活動については、決まり次第お知らせすると加えています。
また、前述の“罰金”に関しては、「2023年6月中旬に違約金処分が課されたことは事実ですが、当該処分の理由については、チームとtol2選手との認識に乖離があるままtol2選手としても処分を受け入れる形となっておりました」とし、7月8日時点の発信は「チームとしての判断を正しく理解していないままの情報発信」となっていたと弁明しています。
なお現時点では、tol2選手から過去の違約金処分についての異議申し立てはしないとの意思表示がされているとのことです。