ゲームアートなどの情報をTwitterで発信するVideoGameArt&Tidbits アカウントを運営するTanooki Joe氏は、アメリカ・ニューヨーク州の任天堂公式ストア「Nintendo New York」にて展示されていた、湾岸戦争で焼け焦げたゲームボーイが米・任天堂に返却されたことを報告しました。
爆撃を受けるも「まだ動きます!」
本ゲームボーイは、「Nintendo New York」が旧名である「Nintendo World Store」だった頃から展示されていたものです。海外メディアesquireによると、湾岸戦争でStephan Scoggins氏という衛生兵が本ゲーム機を中東の兵舎内で保管していたといいます。
当時爆撃に巻き込まれた本ゲームボーイですが、Scoggins氏が任天堂に修理に出し、同社技術者が「テトリス」のカートリッジを挿してみたところ起動したそうです。外観は焼き焦げているものの、「Nintendo New York」では「まだ動きます!」との文言と共に稼働している様子が展示されていました。
しかし、本ゲーム機が長らく同ストアに展示されていなかったため、Tanooki Joe氏が現地スタッフに聞いてみたところ、米・任天堂本社に返却されたことが判明。他にも同氏は最初に展示された頃と比べ、本ゲーム機が30年近く電源をつけっ放しにしたため、スクリーンの状態が変わってしまっていたことを語っています。