アニポケの「サトシ世界チャンピオン」は、なぜこれだけ盛り上がったのか? 東京・渋谷で緊急ニュース、「いいね」は全世界から40万件超え

アニポケのサトシが、見事世界チャンピオンに輝きました。その話題でSNSなどが盛り上がりを見せましたが、なぜここまで大きな注目を集めたのか。その背景に迫ります。

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『ポケットモンスター』キービジュアル(C)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku(C)Pokemon
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同名のゲームを原作とし、1997年に放送を開始したTVアニメ「ポケットモンスター」(以下、アニポケ)。原作の展開に合わせてアニポケの世界も広がり、主人公・サトシとその相棒・ピカチュウの活躍は多くの方に愛され続けてきました。

そして11月11に放送されたアニポケでは、ポケモンバトル最強を決める大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス」の決勝戦で無敗の王者・ダンデを破り、サトシが見事世界王者に輝きました。

この快挙はアニメの世界だけに留まらず、当日夜の東京・渋谷の大型ビジョンでは速報が流れ、海外の公式Twitterには41万件を超える「いいね」が殺到(11月12日 18時時点)。海外からの祝福も殺到し、また国内のSNSでもこの話題が飛び交うなど、驚くほどの反響を見せています。

サトシの優勝は、なぜこれだけ盛り上がったのか。その経緯や、彼が歩んできた道のりについて紹介します。

■サトシが歩んだ「25年の歴史」が、世代を超えて愛されるヒーロー像に

アニポケの放送が始まった1997年以来、わずかな休止期間こそあったものの、25年の歳月を歩み続けてきました。仲間となり、彼と共に戦うポケモンたちは入れ替わってきましたが、サトシは常に主人公として活躍し、ピカチュウもまた変わらぬ相棒として常にふたりは一緒でした。

そして、この25年という歩みの中で、視聴者もまたサトシたちと共に過ごしてきました。何年にもわたってサトシを見続けるうちに、子供から大人に成長した視聴者は、我が子を見守るような気持ちでその活躍を見守っています。また、子供と一緒に見始めたらハマってしまい、親子でアニポケを楽しんでいるケースも少なくありません。

もちろん、見ていない時期があったり、途中から見始めた人も多数いますが、そうした視聴者も含めた多くの方々が、サトシとピカチュウの戦いを見続けてきました。「ポケモンは詳しくないけど、サトシとピカチュウは知っている」という人もいるほど、アニポケは世代や視聴者層を超えて浸透しました。

そうした広がりが生まれたのは、25年という長い道のりを駆け抜けたサトシとピカチュウの頑張りと、彼らを応援し続けた視聴者の熱意があってこそです。

■「世界チャンピオン」は、25年の歴史で初の偉業!

サトシは主人公として長年活躍を続けましたが、常に勝利したわけではありません。むしろ、リアルにいる多くの人々と同じように、敗北の苦い味を何度も噛みしめています。

初めて挑んだセキエイ大会では、残念ながらベスト16で敗退。ジョウトリーグ・シロガネ大会やホウエンリーグ・サイユウ大会ではベスト8まで進み、シンオウリーグ・ズズラン大会ではベスト4に食い込みます。

ですが、イッシュリーグ・ヒガキ大会ではベスト8に留まり、視聴者もその一進一退の結果をもどかしく感じたものです。しかし、敗北はサトシの力になり、カロスリーグ・ミアレ大会では準優勝、そしてアローラリーグ・マナーロ大会で見事優勝を飾ります。

マナーロ大会での優勝は、2019年のこと。放送開始から22年で掴んだ初優勝です──が、これはあくまでポケモンリーグ大会のひとつ。アローラ地方で行われた、リーグ戦に過ぎません。もちろん、リーグ戦で優勝するだけでも大したものですが、今回話題になった「ポケモンワールドチャンピオンシップス」とは格が違います。

「ポケモンワールドチャンピオンシップス」は、世界一の座を決める最大規模の大会。各地の強豪が参加するので、選手のレベルも段違いです。例えば、今回の決勝戦の相手はダンデですが、このダンデと1回戦で戦って敗れたアランは、ミアレ大会でサトシを下して優勝した実績を持つ選手でした。

当時のサトシを倒した相手ですら、1回戦で敗北した「ポケモンワールドチャンピオンシップス」。ハイレベルな激戦が続く世界大会の中で、サトシが奇跡的な大金星を上げたとなれば、これだけの賞賛が飛び交うのも納得の一言です。

■「世界チャンピオン」をきっかけに、「サトシ引退説」が囁かれる

国内外で話題になるほど華々しい活躍を遂げたサトシですが、一部のファンの間で、「今回のシリーズで、サトシは引退するのでは?」といった説が囁かれています。

これまでアニポケは、『ポケモン』の新たな新作ゲームに合わせ、新シリーズを展開してきました。ですが、ゲーム版の最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』が11月18日に発売を迎えるのに対し、アニポケの新たなシリーズの告知はまだありません。

一時期、新型コロナウイルス感染症が原因で、アニメやゲーム制作が大きな影響を受けました。今も新たな波が来ているため、その影響が響いている可能性もありますが、ここまで情報がないのはかなり珍しい事態です。

また、アニポケの今シーズンは、過去作に登場したキャラクターたちがOPを彩ったり、今回の決勝戦を見守ったりと、シリーズの集大成とも感じられる演出が見られます。

こうした材料から、「今回でサトシが引退するのでは?」といった不安が渦巻く中、今回の勝利でサトシは世界チャンピオンになりました。これを一つの“区切り”と感じ、一部のファンが不安を加速させています。

サトシの引退や、主人公から外れるといった事態は起こり得るのか。その答えはまだ分かりませんが、サトシが当初から掲げている目標は「ポケモンマスター」になること。世界チャンピオンはひとつの、そして偉大な結果ですが、サトシの夢が叶ったわけではありません。

世界チャンピオンになったことで、“サトシのその先”が俄然気になるアニポケ。今回の戦い以上に、熱い視線が集まることでしょう。

(C) Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku (C) Pokemon


《臥待 弦@インサイド》
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