日本のゲームクリエイター・小島秀夫監督の「リコリス・リコイル」愛が止まりません。ラジオ「リコリコラジオ」を聞き始めたと、自身のツイッターで発信しています。
アニメ「リコリス・リコイル」はA-1 Picturesが手掛けるオリジナルアニメーションです。2022年7月からBS11やTOKYO MXほか、VODでも配信され、最速放映される土曜日の23時30分からは、まつわるワードがトレンドを席巻するなど、人気の作品として注目を集めています(「さかな~」「チンアナゴ~」のミームはSNSで見かけたことがある方も多いのでは?)。
その内容は、日本の治安を守る秘密のエージェントとして、都会の迷彩服である制服を身にまとい暗躍する「リコリス」を題材としたもので、敵の弾丸を避ける1stリコリス、錦木千束(CV:安済知佳)と、千束の働く「喫茶リコリコ」に転属された井ノ上たきな(CV:若山詩音)が、さまざまな事件に立ち向かう姿が描かれています。
小島監督はAmazonプライムビデオで映画「コーダ あいのうた」を探しているときに「リコリス・リコイル」を偶然発見。「暗殺ライセンスを持つ少女アサシンが喫茶店へ出向?!」と一気に3話まで視聴し、本稿執筆時点で5.9万いいねを獲得するなど、話題を集めました。8話からはリアルタイム視聴を開始し、アイキャッチ画像とともにちょっとした感想をツイート。その後も毎週「来週もリコイル制御する。」と、楽しんでいる様子が伺えます。
アニメもラストスパートに向かいつつある9月12日、小島監督は、メインキャストである安済知佳さんと若山詩音さんがパーソナリティを務めるラジオ「リコリコラジオ」(通称「リコラジ」)を聞いてみるとツイート。「リコラジ」は、パーソナリティの二人が作中の内容を振り返ったり、謎のゲームで遊んだりと、作品・声優のファンであれば必聴の内容となっています。「リコラジ」はインターネットラジオステーション「音泉」ほか、アニプレックス YouTube チャンネルにて更新されています。
小島監督といえば、以前は自身が司会を務める「HIDECHAN! RADIO」や「ヒデラジ」を作成し、映画やゲームの話を熱心に発信し続けていました。9月8日からは、オリジナルポッドキャスト番組「Hideo Kojima presents Brain Structure」をSpotifyで配信しています。本番組は小島監督の脳を探索するような内容を扱い、『DEATH STRANDING』のSEなども使われ、往年の「ヒデラジ」を思わせる聴き応えになっています。
また、小島監督はスピンオフ小説「リコリス・リコイル Ordinary days」の帯コメントも担当。二度の発売前重版で既に10万部を突破するなど、こちらも話題を集めています。ちなみにアニメ「リコリス・リコイル」は、BS11、TOKYO MXほかにて放送中です。
余談ですが、「リコリス・リコイル」は、「DA」と呼ばれるリコリスを束ねる秘密組織や、学生鞄から拳銃やマガジンを取り出すロマン溢れる要素が魅力的であり、筆者も楽しんで毎週視聴しています。キャラクターも魅力的で、「DA」の意にそぐわない行動を自由に取り「やりたいこと最優先!」と豪語する千束と、最初はおかたい任務一筋のたきなが親睦を深める様子はいわゆる「尊い」ものです。そしてなにより、本作では(ネタバレとなるため詳しくは離せませんが)ヴィランが魅力的。良い作品には良いヴィラン有り。どのようなエンディングを迎えるのか、残す2話も、しっかりリコイル制御していきましょう。