秋田県を拠点に活動する日本初のシニアeスポーツチーム「マタギスナイパーズ」が、“バリイケ”宣材写真を公開しました。検索エンジンからホームページが見つけにくいとのことで、アクセス数アップを目指して認知度の向上を目指しています。
実際にホームページでは、いぷさむ選手(70歳)、AKITA白影選手(67歳)、Mark25選手(66歳)、ナギ選手(62歳)が、俳優のようなクールな宣材写真でトップページに登場しています。AKITA白影選手はゲーミング宣材写真によくみられる腕組みポーズも披露。
2021年9月に発足した「マタギスナイパーズ」は、プロプレイヤーを目指す65歳以上のシニア層が、「孫にも一目置かれる存在」をスローガンに活動をしているeスポーツチームです。60~64歳の“ジュニア選手”も在籍し、現在の平均年齢は68歳とのこと。直近では『Apex Legends』や『VALORANT』といったシュータータイトルを中心に活動をしています。
eスポーツが高齢者に向けた認知症予防や健康のために活用されている例は全国各地で見られますが、本格的なチームとしてプロプレイヤーを目指す試みは日本では珍しいものです。秋田県が掲げるエイジフレンドリーシティ(高齢者にやさしい都市)の取り組みの一環として、「いきいきエイジの日」イベントで紅白戦を行うなど、地域に密着した活動もみられます。
なお、秋田県は日本でも屈指の高齢化が進んだ都道府県として知られており、内閣府が発行する「令和4年版高齢社会白書(全体版)」によると、令和3年(2021年)時点の高齢化率では、38.1%と全国で最も高くなっているだけでなく、令和27年(2045年)には50%を超えると予想されています。
マタギスナイパーズでは秋田県在住の60歳以上を対象に新規メンバーも募集中。週に一回以上の練習と、本気でゲームに打ち込むことができることが求められます。基準を満たす方は挑戦してみるのも良いかもしれません。