コミュニケーションとマップ理解度がモノを言う!?『VALORANT』新マップ「パール」を散歩してみる【先行プレイレポート】

厳選おすすめエージェントも紹介!新マップ「パール」は、6月23日(木)に実装予定で、コンペティティブへの解禁日は7月7日(木)の予定です。

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6月23日(木)に開幕する『VALORANT』EPISODE5・ACT1では、本作に登場する8つ目のマップとなる「パール」が追加されます。巨大な海中都市を舞台としながら、古風なヨーロッパの建造物が見られるオリジナリティの高いマップです。

今回、編集部ではEPISODE5・ACT1の先行プレイに参加! パールが実際にどのような特徴を持っているのかを体感すべく、お散歩してきました。

詳細を左右するマップ中央

まず、アタック側スポーンからのアクセスは大きく分けて3パターンあります。A・Bサイトそれぞれの導線(いわゆるメインというやつ)へつながるルートと、中央プラザへつながるルートです。また、Bサイト側のルートからショップを経由することでも、中央プラザへアクセスできます。

この中央プラザ」を確保できるかが大きな要となりそうです。スプリットの中央エリアのように、ここを確保しないと、各サイトへのエントリーが1箇所になってしまいます。

防衛側スポーンからは、各サイトへつながるルートが2本ずつあるほか、コネクターを通じて各サイトへ、更に2本のルートが中央プラザへつながっています。防衛側としてはコネクターを明け渡すと、防衛側スポーンまで取られてしまう可能性があります。アセントのマーケットを想像するとわかりやすいでしょう。

ただし、中央プラザは4つの通路からの斜線がかなり通りやすくなっており、エリアをキープするのはかなり厳しい。中央プラザを取ると同時に、どこかの通路から更にエリアを広げる動きが求められます。

また、中央エリアの通路はかなり狭い場所が多いため、同様の理由でヘイヴンでピックされることの多いブリーチや、ペイント弾や各種モロトフ系アビリティーは強力です。当然ながらジャッジなどのショットガンも猛威を振るうことが予想されます。

Aサイト

Aサイトは防衛サイドからの斜線自体が大きく開けていることはないものの、サイト内にスタックしてしまうと攻撃サイド側への逃げ場が少ないため、しっかりと設置後に前に出るか引いて守るか、残りアビリティーと相談する必要がありそうです。なお、中央のオブジェクト上にはスパイクを設置できません。

防衛側としては、シークレット・フラワーからのリテイクが主なことが予想できますが、コネクターを通じてリンク側をしっかり取り返すことができるかが鍵でしょう。どの程度のエリアを取り返すのか、どの段階で解除をすべきか、コミュニケーションが密に求められます。

Bサイト

Bサイトも同様ですが、ホールがあることで立ち回りが可能です。バインドのエルボーのように、攻撃側は上手くリテイクへの当たりどころを作りながら敵を倒していくと、設置後もしっかり中で守れます。ただしBタワーからの射線には注意が必要。

また、Bメイン側からの射線が強力な設置箇所もあります。解除阻止のオペレーターなど、ロングの射線に気を配る必要があるでしょう。

どこに気をつけるべきか

まとめると防衛側であれば、フラクチャーのようにしっかりとエリアを広げて攻撃側を挟み込むような形を取らなければ、一方向へと押し込まれてしまいます。設置後は複数方向からのリテイク、もしくはコントローラーによるミクロなエリア取りで、少しずつ前線を作っていきましょう。

サイファーやキルジョイといったセンチネルがかなり重要であることがわかります。攻撃であれば、一度取ったエリアをキープするために。防衛であれば、敵が来ているかの情報を取るために。チーム全体で積極的に情報を取ってエリアを広げ、センチネルがしっかりエリアをキープすることが、パールで心がけたいポイントです。

また、リテイクに至るまでのルートも多いため、ゆっくり時間を使った攻撃をしていると、じわじわと取り返されてジリ貧になることも予想されます。攻撃側はラウンドの中で攻撃のスピードの緩急をつけることで、メリハリのある攻撃を展開することができます。

総評として、防衛のエリア取りやキープ・リテイクや攻撃の緩急など、『VALORANT』の基本的なポイントをしっかり押さえることが強く求められるマップに筆者は感じました。

おすすめエージェント

デュエリスト
レイズ:狭い通路へのペイント弾や、ブームボットによるクリアリングが便利

イニシエーター
フェイド:微妙に広い場所へのホウントや、狭い場所へのプラウラー、シーズなどが強力
スカイ:ガイディングライトによる確実なエリア取りが魅力的

センチネル
サイファー:カメラやワイヤーで見なくて良いエリアを生み出すことができる
キルジョイ:進行の監視だけでなく、時間稼ぎやロックダウンによるあぶり出しが強力
チェンバー:サイファーと同様の理由で、攻撃的なセンチネルとして強力

コントローラー
全部:的確なスモークが求められるパールでは、どのコントローラーも活躍するでしょう

筆者の意見としては、センチネルやコントローラーをそれぞれ複数組み込んだ構成がおすすめです。競技シーンではLCQ終了後に登場が予定されています。世界大会やプロチームがどのような攻防を見せるのか期待したいところ。

新マップ「パール」は、6月23日(木)に実装されます。コンペティティブへの解禁は実装の2週間後、7月7日(木)が予定されています。『VALORANT』はWindows向けに公式サイト/Epc Gameストアにて配信中です。

UPDATE(2022/06/22 12:50):エージェントに関する表記を一部修正しました。

《Okano》
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東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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