DFC Intelligenceは、世界的なゲーム人口が37億人に達したとの調査結果を含むゲーム市場調査レポート「Global Video Game Consumer: Market Overview」を発行しました。
2人に1人がゲーマーの時代!ただしその多くはモバイルプレイヤー
DFC Intelligenceはデジタルエンタテイメント分野に特化した調査会社で、今回のレポートでは世界におけるゲーム関連商品の消費者が37億人を突破したと発表しています。現在世界の総人口は約80億人と言われ、そのうちの約半分がゲーマーという今回の調査結果はゲームを愛する人々にとって朗報だといえますが、このうち市場の中心となる消費者の人口は10%に過ぎないこともDFCは示しています。
また、コンソールやPCをゲームのために購入している人口はさらに少なく約3億人程度だといい、モバイルゲームが世界人口を大きく押し上げていることも読み取れます。DFCは「モバイルゲームのみの消費者をコンシューマ機のターゲットとするのは大きなチャンスだといえますが、簡単なことではなく、多くの企業にとって市場の中心的消費者に絞ったマーケティングを行うのが賢明です。それでも、今回の結果がゲームハードビジネス拡大のチャンスが存在することを示しているのは間違いないでしょう。」とコメントしています。
クラウドゲーミングや携帯機の高性能化でモバイル層を取り込めるか?
モバイルがその大半を占めるとはいえ、世界の2人に1人がゲームを楽しむ時代が到来したのは事実。膨大なモバイルプレイヤーを、クラウドゲーミング技術やサービス、安価な携帯ゲーム機などを利用して取り込めれば、ゲーム業界の更なる発展も期待できそうです。