『VALORANT』初の新武器「アウトロー」の所感は“使いどころが難しい”…新しいアイスボックス・ロータスも散歩してみる【先行プレイレポート】

2,400クレジットなら…ガーディアンでも良いかな…。

特集 レビュー
『VALORANT』初の新武器「アウトロー」の所感は“使いどころが難しい”…新しいアイスボックス・ロータスも散歩してみる【先行プレイレポート】
  • 『VALORANT』初の新武器「アウトロー」の所感は“使いどころが難しい”…新しいアイスボックス・ロータスも散歩してみる【先行プレイレポート】
  • 『VALORANT』初の新武器「アウトロー」の所感は“使いどころが難しい”…新しいアイスボックス・ロータスも散歩してみる【先行プレイレポート】
  • 『VALORANT』初の新武器「アウトロー」の所感は“使いどころが難しい”…新しいアイスボックス・ロータスも散歩してみる【先行プレイレポート】
  • 『VALORANT』初の新武器「アウトロー」の所感は“使いどころが難しい”…新しいアイスボックス・ロータスも散歩してみる【先行プレイレポート】
  • 『VALORANT』初の新武器「アウトロー」の所感は“使いどころが難しい”…新しいアイスボックス・ロータスも散歩してみる【先行プレイレポート】
  • 『VALORANT』初の新武器「アウトロー」の所感は“使いどころが難しい”…新しいアイスボックス・ロータスも散歩してみる【先行プレイレポート】
  • 『VALORANT』初の新武器「アウトロー」の所感は“使いどころが難しい”…新しいアイスボックス・ロータスも散歩してみる【先行プレイレポート】
  • 『VALORANT』初の新武器「アウトロー」の所感は“使いどころが難しい”…新しいアイスボックス・ロータスも散歩してみる【先行プレイレポート】

ライアットゲームズが手掛けるタクティカルシューター『VALORANT』では、2024年1月10日よりEpisode 8 Act Iが開始。新たな武器「アウトロー」が追加されるほか、マップ「アイスボックス」と「ロータス」の一部構造が変更されます。

弊誌では実装に先駆けて一部コンテンツを体験。そのインプレッションをお届けします。

◆ロマン溢れる「アウトロー」性能は如何に

本作における初の武器追加となる「アウトロー」は、2,400クレジットで購入できるスナイパーライフルです。装填数は2発で、これまでのスナイパーライフルとは異なり、一発撃ってもスコープののぞき込みが解除されません。また、残弾数が1と0ではリロードの速度がわずかに異なります(当然1発のときのほうが0発に比べて早い)。

気になるダメージは頭部238・胴体140・脚部119です。つまるところ、ライトシールド(125)の相手に相手に対しては一撃で仕留められるというわけです。なお、腰だめ(ノースコープ時)の拡散率は3.5と、よほど徳を積んでいない限りは実用性には欠けるでしょう。

ゲームプロダクトマネジメント シニアマネージャーのColeman Palm氏は「中価格帯の強力なスナイパーライフル」が武器の個性における空白地帯であるとして、「狙撃プレイスタイルの選択肢を増やすと同時に『VALORANT』全体の戦略の幅を広げる」と話しています。

確かに、アウトローは(2,400クレジット)はマーシャル(950クレジット)とオペレーター(4,700クレジット)の中間的な価格ではあるものの、競合となるのはライフル達でしょう。プラス500クレジットを追加するだけで、強力な主戦力武器であるファントム・ヴァンダルを購入できるほか、150クレジット安価なガーディアンにはマガジンに12発も弾が込められています。

アウトローが与えるインパクトについて、ゲームデザイナーのNick Smith氏とゲームデザインアーキテクト氏は「より幅広い資金的状況でスナイパーライフルを使用する選択肢が増えると思う」としたうえで「ライトシールドに対しては効果が高くなると思われますので、現在のメタにおける購入パターンにも影響が出るはず」と、競技シーンで(たまに)みられるライトシールドを購入し続け、戦えるラウンド数を増やす(いわゆるライトシールドメタ)という戦略に対して影響を及ぼすと考えるようです。

さらにほかのスナイパーライフルとの違いは「二連式かつ高威力という点」を挙げており、「ユーティリティーとの関係性も当然異なるものになるため、プレイヤーがアウトローのあるラウンドでユーティリティーをどのように使うか、ということに関心を持っています」と話しています。

(筆者はプラチナとダイヤをうろつく程度の腕前ですが)実際に編集部で撃ち合いをして感じたのは「安価なマーシャルかガーディアンで良いな」ということ。しかし、1stのピストルラウンドを勝利したあとに2ndでデュエリストがファーストピックを獲得するために持つのはありかもしれません。

1stの敗者側が2ndでアビリティーを使い過ぎて、3rdラウンドでもライトアーマーを着ている状況は、コンペティティブをプレイしているとよくみるでしょう。そんな相手に対して胴体一発は強い力を発揮するかもしれません。

2,400クレジットを支払うくらいならプラス500クレジットでファントム・ヴァンダルを購入したほうが良いというシチュエーションのほうが多いように感じますが、試合開始と攻守交代直後や、互いに削り削られの不安定なマネーバランスに一石を投じる存在になり得ます。

◆新しくなったアイスボックス・ロータスを散歩してみる

Episode 8 Act Iではマッププールも変化します。ヘイヴンが削除され、アイスボックスが追加されるほか、コンペティティブのマッププールが他のモードでも適用されるようになります(ほかマッププールはロータス、サンセット、ブリーズ、アセント、バインド、スプリット)。

またアイスボックスとロータスはマップの一部が改修されます。

アイスボックスはマップ中央からキッチンをつなぐチューブに大きな窓が設けられたほか、Bグリーンに2段になっていたコンテナが削除されました。いずれも攻撃側がやや有利になり、特に中央エリアに関してはコントロールの重要性が増しました。Bグリーンは防衛側が保持するのは厳しそう。また、Bサイトの奥はエリアが小さくなったことも相まって、リテイク時やサイト裏で耐える動きにも影響が出そうです。

ロータスに関しては、Aサイトの中央とAメインからAリンクの形状が変化したほか、Bサイト・Cサイトが拡張されました。攻撃側のローテートのハードルがあがり、スムーズな設置がしにくくなった分、防衛側のリテイクには有利なポジションが追加されています。とりわけ、Aがれきの攻防には変化が予想されるでしょう。また、回転ドアは回転の最中にスピードが遅くなります。


アウトローの追加やマップの改修が行われるEpisode 8 Act Iは、日本時間2024年1月10日より開始。新スキン「クロナミ」シリーズや、アウトロー専用のスキンとアクセサリーのセット「スローバックセット: アウトロー」も販売されます。

《Okano》
RUGs公式Discordサーバー開設!
参加はこちらから!

「最高の妥協点で会おう」 Okano

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

+ 続きを読む

編集部おすすめの記事

特集 アクセスランキング

  1. 大人気ストリーマー関優太の「防音室」をヤマハブースで再現?―ミキサー・ヘッドセット展示の横でそびえるペットボトルの山【TGS2022】

    大人気ストリーマー関優太の「防音室」をヤマハブースで再現?―ミキサー・ヘッドセット展示の横でそびえるペットボトルの山【TGS2022】

  2. 『VALORANT』新デュエリスト「アイソ」は“楽しい”けど“ピックしにくい”トリッキーキャラ…チームプレイに組み込めるかはエイム次第【先行プレイレポート】

    『VALORANT』新デュエリスト「アイソ」は“楽しい”けど“ピックしにくい”トリッキーキャラ…チームプレイに組み込めるかはエイム次第【先行プレイレポート】

  3. 怪ドル?ペルソナデュオ?新要素も登場したスマホ向け新作『ペルソナ5』こと『Persona 5:The Phantom X』が本編に劣らぬ作り込みで舌を巻く【プレイレポ】

    怪ドル?ペルソナデュオ?新要素も登場したスマホ向け新作『ペルソナ5』こと『Persona 5:The Phantom X』が本編に劣らぬ作り込みで舌を巻く【プレイレポ】

  4. 『VALORANT』新エージェント・ゲッコーは新感覚イニシエーター!可愛いお手軽索敵と凶悪なダメージソースがカギ【先行プレイレポート】

  5. 『VALORANT』初の新武器「アウトロー」の所感は“使いどころが難しい”…新しいアイスボックス・ロータスも散歩してみる【先行プレイレポート】

  6. FNATICも太鼓判を押す!INZONEから新型ヘッドホンと完全ワイヤレスイヤホンが発表…Boasterから日本のファンへメッセージも

アクセスランキングをもっと見る

page top